欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、さえない

 22日の欧州外国為替市場でユーロドルはさえない。20時時点では1.0625ドルと17時時点(1.0653ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。2月独Ifo企業景況感指数が91.1と市場予想の91.2をわずかに下回る結果となり、米国との景況感の違いなどを意識した売りが出た。ビルロワドガロー仏中銀総裁が「欧州中央銀行(ECB)は、毎会合での利上げを義務づけられていない」「市場はECBの追加利上げに関して、先週から過剰に反応している」などの見解を示したことも相場の重しとなり、一時1.0625ドルまで本日安値を更新した。

 ドル円は小高い。20時時点では134.88円と17時時点(134.72円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。依然として134円台後半でのもみ合いが継続。時間外の米10年債利回りは昨年11月10日以来の高水準となる3.96%台まで上昇する場面もあったが、米長期金利の上昇を支えに積極的に上値を試す展開にはなっていない。

 ユーロ円は20時時点では143.34円と17時時点(143.55円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。17時過ぎには143.39円まで下落した後、いったんは買い戻しが入る場面もあったが、ユーロドルの下落につれて20時過ぎに143.33円まで再び下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:134.55円 - 135.06円
ユーロドル:1.0625ドル - 1.0664ドル
ユーロ円:143.33円 - 143.97円


(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。