ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、弱含み

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。4時時点では142.52円と2時時点(142.64円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領の発言「米国外で製造された韓国サムスン製品に25%の関税を課す」が伝わると貿易摩擦への警戒感が再び高まり、ドル売り円買いが強まった。22時前につけた142.45円を僅かに下回ると、7日安値に並ぶ142.42円まで下値を広げた。

 ユーロドルは上昇一服。4時時点では1.1359ドルと2時時点(1.1358ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。3時過ぎに1.1369ドルまで買われたが、日通し高値1.1375ドルの手前では伸び悩んだ。3連休を控えたNY午後に入り、徐々に動意が薄まっている。
 
 なおオセアニア通貨やカナダドル(CAD)は対ドルで地合いの強さが継続。豪ドル/ドルは0.6499ドル、NZドル/ドルが0.5989ドルまで上げ幅を広げた。ドル/カナダドルも1.3712CADまでドル安カナダドル高が進んだ。

 ユーロ円は伸び悩み。4時時点では161.89円と2時時点(162.01円)と比べて12銭程度のユーロ安水準。下値を試したドル円につれて、161.80円台まで上値を切り下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.42円 - 144.14円
ユーロドル:1.1279ドル - 1.1375ドル
ユーロ円:161.09円 - 162.75円


(小針)
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