欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、上値重い

 17日の欧州外国為替市場でユーロドルは上値が重い。20時時点では1.0633ドルと17時時点(1.0661ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。米・中長期金利の低下一服に伴って全般ドル買い圧力が高まると、欧州序盤に付けた1.0670ドルを高値に1.0625ドル付近までじりじりと上値を切り下げた。
 なお、ミュラー・エストニア中銀総裁は「利上げが終了したと結論付けるのは時期尚早」と述べたほか、シムカス・リトアニア中銀総裁は「ターミナルレートには達していない」と発言するなど、タカ派的な見解が目立ったが反応は薄かった。

 オフショア市場で人民元は弱含み。中国人民銀行(PBOC)が市中銀行の預金準備率を0.25%引き下げると発表したことに元売りで反応し、対ドルでは6.89元台までドル高・元安が進んだ。

 ドル円は下値が堅い。20時時点では133.11円と17時時点(133.01円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。値動きは総じて鈍いものの、全般ドル買いが強まった影響から133円台前半をキープしている。

 ユーロ円は20時時点では141.55円と17時時点(141.81円)と比べて26銭程度のユーロ安水準だった。一時142.21円まで上昇したものの、ユーロドルが下落したことにつれる形で141円台半ばで失速している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:132.75円 - 133.76円
ユーロドル:1.0608ドル - 1.0670ドル
ユーロ円:141.47円 - 142.21円


(越後)
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