欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、しっかり

 14日の欧州外国為替市場でユーロドルはしっかり。20時時点では1.0806ドルと17時時点(1.0789ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続を見込んだユーロ買いが先行。独金利の上昇も相場の支えとなり、一時1.0810ドルまで本日高値を更新した。

 トルコリラは堅調。エルドアン・トルコ大統領は「シムシェキ新財務相が中央銀行とともに迅速な措置を講じることを受け入れた」と発言した。シムシェキ新財務相とエルカン新トルコ中銀総裁の下で、現在の非伝統的な金融政策から政策転換が図られるとの期待が高まり、トルコリラは買いで反応。対ドルで23.5350リラ、対円では5.95円までリラ高が進んだ。
 もっとも、大統領は「金利に関する自身の見解を変えたと判断するのは間違いだ」とも述べている。

 ユーロ円は買い戻し。20時時点では151.29円と17時時点(151.04円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれて円売り・ユーロ買いが進み、150.92円の安値から151.30円台まで下値を切り上げた。

 ドル円は20時時点では140.00円と17時時点(139.98円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。対欧州通貨などでドル売りが進んだ影響から139.85円まで下押す場面があったが、手掛かり材料難とあって積極的に下値を探る動きにはならなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.85円 - 140.28円
ユーロドル:1.0774ドル - 1.0810ドル
ユーロ円:150.92円 - 151.37円

(岩間)
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