東京外国為替市場概況・15時 NZドル、弱含み

 25日の東京外国為替市場でNZドルは弱含み。時間外の米10年債利回りの上昇や中国株の軟調推移などから、対ドルでは0.5944ドルまで売られた。NZドル円も88.19円まで下値を広げた。また豪ドルも、対ドルでは0.6415ドル、対円では95.18円まで下落した。

 ドル円は小幅安。15時時点では148.36円と12時時点(148.36円)とほぼ同水準だった。大阪経済4団体共催懇談会に出席した植田日銀総裁の発言「現在の枠組みで粘り強く金融緩和を続ける必要」が伝わった。しかしながら先週金曜日の記者会見の内容とほぼ同じだったことで、市場への影響は限定的だった。
 なおこの後、15時35分から内田日銀副総裁が全国証券大会で挨拶、16時30分から植田日銀総裁の記者会見が予定されている。

 ユーロ円は小幅安。15時時点では157.92円と12時時点(157.99円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。NZドル円や豪ドル円の弱さにつれ安となった。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では1.0644ドルと12時時点(1.0654ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが高止まりしていることが重しとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.25円 - 148.48円
ユーロドル:1.0642ドル - 1.0657ドル
ユーロ円:157.86円 - 158.15円


(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。