欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり高

 25日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。20時時点では148.61円と17時時点(148.44円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。時間外取引の米10年債利回りが一時4.5%台まで切り上がる動きを支援に昨年11月1日以来の高値を148.66円まで更新した。為替相場について岸田首相の「政府としては引き続き緊張感をもって注視」「ファンダメンタルズに反映し、安定的に推移することが重要」との発言が伝わったが、市場の反応は鈍かった。

 ユーロ円は持ち直す。20時時点では158.08円と、17時時点(157.90円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円安推移が下支えとなった。158.16円までわずかながら上値を広げた。

 ユーロドルは戻りが重い。20時時点では1.0637ドルと17時時点(1.0638ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の持ち直しが重しとなり1.0624ドルまで小幅に下値を広げた。対ドルで6月12日以来となる0.9105フラン、対ユーロでも7月17日以来となる0.9686フランまで売られたスイスフランの下落がいったん落ち着き、ユーロスイスフランがややユーロ安・スイスフラン高方向へ押し返されたこともユーロの重しとなったようだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.25円 - 148.66円
ユーロドル:1.0624ドル - 1.0657ドル
ユーロ円:157.76円 - 158.16円

(関口)
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