欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 21日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では147.95円と20時時点(147.73円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.48%台まで上昇したことで、148.06円前後まで強含みに推移した。前週分の新規失業保険申請件数は20.1万件で予想の22.5万件を下回り、前週分の失業保険継続受給者数は166.2万人で予想の169.5万人を下回り、雇用情勢の堅調さが示された。しかし、9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数 が-13.5と予想の-0.7を下回ったことで、ドル円の上値は限定的だった。
 
 ユーロドルは小安い。22時時点では1.0643ドルと20時時点(1.0649ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが4.48%台まで上昇した影響もあり、1.0625ドル付近まで弱含む場面も見られた。

 ユーロ円は22時時点では157.46円と20時時点(157.32円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が強含みに推移したことで157.47円前後までつれ高となったが、ユーロドルが伸び悩んだ影響も同時に受けたため、上値は限定的だった。

 オセアニア通貨は軟調に推移した。豪ドル/ドルは0.6386ドル、豪ドル円は94.54円、NZドル/ドルは0.5896ドル、NZドル円は87.29円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.70円 - 148.46円
ユーロドル:1.0617ドル - 1.0665ドル
ユーロ円:157.22円 - 158.15円

(山下)
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