欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、軟調

 21日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。20時時点では147.73円と17時時点(148.25円)と比べて52銭程度のドル安水準だった。欧米株価指数が軟調推移となっていることでリスク回避姿勢が強まったほか、明日の日銀金融政策決定会合を前に持ち高調整目的の売りも出た。20時過ぎには一時147.70円まで本日安値を更新した。

 ポンドはさえない。英中銀(BOE)は政策金利を5.25%で据え置いたと発表した。市場予想は5.50%への引き上げだったため、金融政策の公表後はポンド売りで反応。対ドルで1.2239ドル、対円で180.84円まで売りに押された。

 ユーロ円は軟調。20時時点では157.32円と17時時点(157.97円)と比べて65銭程度のユーロ安水準だった。全般に円買い圧力が強まった流れに沿って一時157.22円まで下押し。スイスフラン円も欧州時間からの売りの流れが続き、8月8日以来の安値となる162.99円まで下げ幅を拡大した。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0649ドルと17時時点(1.0655ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取引が目立つなか、1.06ドル台半ばでの方向感を欠いた動きとなった。


本日こまでの参考レンジ
ドル円:147.70円 - 148.46円
ユーロドル:1.0617ドル - 1.0665ドル
ユーロ円:157.22円 - 158.15円


(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。