【日銀議事要旨】7月27-28日分「足もとの物価上昇率は、4月の展望レポート・・・」

7月27-28日分の金融政策決定会合議事要旨
「足もとの物価上昇率は、4月の展望レポートにおける想定よりも上振れているとの認識を共有」
「本邦経済について緩やかな回復を続ける、その先については、所得から支出への前向きの循環メカニズムが経済全体で徐々に強まっていく中で、潜在成長率を上回る成長を続ける

「雇用者所得の増加に支えられて、個人消費は増加を続けるとの見方を共有」
「雇用者所得について、一人当たり名目賃金の上昇率も高まっていくことから、増加を続けるとの見方で一致」
「物価情勢の先行きの中心的な見通しについて、再びプラス幅を緩やかに拡大していくとの見方を共有」
「中心的な物価の見通しは、2023年度は大幅に上振れているが、2024年度と 2025年度は概ね不変であるとの認識を共有」
「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)について、金融市場調節上の様々な工夫により、金融市場調節方針に沿って、長期金利はゼロ%程度で推移しているとの認識で一致」
「複数の委員は、イールドカーブの形状の歪みは解消された状態にあるほか、社債市場の機能も回復していると指摘」
「何人かの委員は、今回の運用の柔軟化は出口への一歩ではなく、日本銀行が粘り強く金融緩和を進めていく姿勢に変わりはないことを明確に説明していく必要があると指摘」


(川畑)
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