株式明日の戦略-グロース株が奮起してプラス転換、米長期金利が日本株のカギを握る
27日の日経平均は反発。終値は56円高の32371円。米国株の大幅安を受けて開始直後には300円を超える下落となり、節目の32000円を割り込んだ。しかし、32000円より下では押し目買いが入って下げ渋った。マザーズ指数が早々にプラス転換し、大型半導体株にも買われるものが散見されたことから、前場中ごろからは戻りを強める展開。後場に入って13時台には下げ幅を2桁に縮め、TOPIXは14時近辺でプラス転換した。値上がりに転じる銘柄も増加する中、終盤にはプラス圏に浮上。引けにかけてはもう一伸びがあり、高値引けとなった。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9200億円。業種別では医薬品、その他金融、不動産などが上昇した一方、海運、電気・ガス、鉄鋼などが下落した。8月度の月次が評価されたサイボウズ<4776.T>が急伸。半面、上期決算がサプライズに乏しいと受け止められたスギホールディングス<7649.T>が大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1313/値下がり477。レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体株が上昇。序盤の全面安の時点で買いが入っており、全体の悲観ムード払しょくに一役買った。トヨタ、ソニーG、NTTなど主力ど真ん中銘柄が強い動き。中外製薬、エーザイ、住友ファーマなど薬品株の一角が大幅高となった。1Q決算が好感された日本オラクルが11.4%高。1:2の株式分割を発表した光・彩がストップ高となった。
一方、日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社がそろって下落。主力どころではファストリ、ニデック、ダイキン、東電HDなどが弱かった。下方修正を発表したサマンサタバサが急落し、親会社のコナカも下方修正を発表して大幅安。楽天銀行やキッズウェルバイオなど、前日の急騰銘柄が一転して大きく値を崩した。
本日、スタンダード市場に新規上場したオカムラ食品工業は、高い初値をつけた後も買いが続いてストップ高。グロース市場に新規上場したAVILENは、高い初値をつけたものの、終値は初値を下回った。
日経平均は反発。米株動向からは厳しい展開が予想されたが、マザーズ指数が寄り付きを安値にプラス転換。大型半導体株もしっかりとした動きを見せるなど、グロース株が奮起したことで相場の雰囲気が大きく変わった。あすは配当落ちの影響が大きく、外部環境がニュートラルであれば、日経平均の見た目の水準は225円程度押し下げられる。きょうは32000円近辺での買い意欲の強さが確認できただけに、落ち分を早々に埋めに行くようなアグレッシブな動きが出てくることに期待したい。
今週の日経平均は、米国株よりも米国の10年債利回りに対する反応が色濃く出ている。25日は276円高。前の週の米国株は下落したが、米10年債利回りは低下した。26日は363円安。前日の米国株は上昇したが、米10年債利回りは4.5%台に乗せるなど大きく上昇した。そしてきょう27日は56円高。米国株は大幅安となったが、米10年債利回りは横ばい程度であった。本日、米国では8月耐久財受注が発表される。前日発表された8月新築住宅販売や9月消費者信頼感指数は市場予想を下回っており、同指標が米国の金利上昇にブレーキをかける材料となるかが注目される。
東証プライムの売買代金は概算で3兆9200億円。業種別では医薬品、その他金融、不動産などが上昇した一方、海運、電気・ガス、鉄鋼などが下落した。8月度の月次が評価されたサイボウズ<4776.T>が急伸。半面、上期決算がサプライズに乏しいと受け止められたスギホールディングス<7649.T>が大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1313/値下がり477。レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体株が上昇。序盤の全面安の時点で買いが入っており、全体の悲観ムード払しょくに一役買った。トヨタ、ソニーG、NTTなど主力ど真ん中銘柄が強い動き。中外製薬、エーザイ、住友ファーマなど薬品株の一角が大幅高となった。1Q決算が好感された日本オラクルが11.4%高。1:2の株式分割を発表した光・彩がストップ高となった。
一方、日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社がそろって下落。主力どころではファストリ、ニデック、ダイキン、東電HDなどが弱かった。下方修正を発表したサマンサタバサが急落し、親会社のコナカも下方修正を発表して大幅安。楽天銀行やキッズウェルバイオなど、前日の急騰銘柄が一転して大きく値を崩した。
本日、スタンダード市場に新規上場したオカムラ食品工業は、高い初値をつけた後も買いが続いてストップ高。グロース市場に新規上場したAVILENは、高い初値をつけたものの、終値は初値を下回った。
日経平均は反発。米株動向からは厳しい展開が予想されたが、マザーズ指数が寄り付きを安値にプラス転換。大型半導体株もしっかりとした動きを見せるなど、グロース株が奮起したことで相場の雰囲気が大きく変わった。あすは配当落ちの影響が大きく、外部環境がニュートラルであれば、日経平均の見た目の水準は225円程度押し下げられる。きょうは32000円近辺での買い意欲の強さが確認できただけに、落ち分を早々に埋めに行くようなアグレッシブな動きが出てくることに期待したい。
今週の日経平均は、米国株よりも米国の10年債利回りに対する反応が色濃く出ている。25日は276円高。前の週の米国株は下落したが、米10年債利回りは低下した。26日は363円安。前日の米国株は上昇したが、米10年債利回りは4.5%台に乗せるなど大きく上昇した。そしてきょう27日は56円高。米国株は大幅安となったが、米10年債利回りは横ばい程度であった。本日、米国では8月耐久財受注が発表される。前日発表された8月新築住宅販売や9月消費者信頼感指数は市場予想を下回っており、同指標が米国の金利上昇にブレーキをかける材料となるかが注目される。