28日香港株=軟調か、米長期金利の上昇が重荷

 28日の香港市場は軟調な相場か。原油高などを背景に米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念が広がりそうだ。27日のNY市場で原油先物相場は前日比3.64%上昇し、93.68米ドルで終了した。インフレ再燃が警戒され、米長期金利の指標となる米国債利回りは前日の4.558%から一時4.642%まで上昇し、2007年以来の高水準が続いた。

 もっとも、きょうはハンセン指数先物の最終売買日に当たるため、売り方が損失を限定的にするための買い戻しを入れれば、相場が下支えされるだろう。

 27日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が続落した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、英金融大手のHSBC(00005)が香港終値を上回った半面、アジア保険会社のAIAグループ(01299)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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