26日香港株=軟調か、米高金利政策の長期化懸念や米長期金利の上昇が重荷

 26日の香港市場は軟調か。米連邦準備理事会(FRB)による高金利政策の長期化懸念が引き続き重荷となりそうだ。前日のNY市場で米10年物国債利回りは一時4.54%と2007年10月以来、約16年ぶり高水準を付け、米長期金利の上昇を受けて割高感からハイテク株やグロース株など高PER株が売られる可能性がある。

 中国本土系不動産デベロッパーの債務問題への警戒感も再び高まっている。債務危機に陥っている中国恒大集団(03333)は先週末、子会社の恒大地産集団が当局の調査を受けており、現時点で新たに債券を発行する資格を満たしておらず、25-26日に予定していた債権者との会議が開催できないと発表。また、恒大地産集団は25日、元金総額40億元のオフショア社債の元利払いが遅れていることを明らかにした。

 25日のNY市場でダウ平均は5営業日ぶりに反発。一部の銘柄に値ごろ感からの買いが入り、指数を支えた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は5営業日ぶりに反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。HSBC(00005)、アリババ集団(09988)などが香港終値を上回った半面、AIAグループ(01299)やテンセント(00700)などが下回って引けた。
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