東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 20日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では142.40円とニューヨーク市場の終値(142.63円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。日経平均先物の堅調推移を眺めながら、9時前には142.93円まで上昇。もっとも大台手前から持ち高調整の売りに押され、時間外の米10年債利回りが低下して始まったことも重しに142円半ばまで失速。一旦は持ち直したがゴトー日(5・10日)仲値はドル余剰に振れたようであり、10時過ぎには142.29円まで下値を広げた。

 ユーロ円は上値が重い。10時時点では158.94円とニューヨーク市場の終値(159.20円)と比べて26銭程度のユーロ安水準だった。9時前に159.50円までユーロ高・円安が進んだものの、ドル円が緩むとつれて水準を切り下げた。日経平均の大幅高への反応は鈍く、東京仲値にかけてドル円が売られると追随し、158.84円まで下押ししている。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.1160ドルとニューヨーク市場の終値(1.1162ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。1.1160ドル付近で動意が鈍かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.29円 - 142.93円
ユーロドル:1.1157ドル - 1.1164ドル
ユーロ円:158.84円 - 159.50円


(小針)
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