ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 19日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では142.91円と22時時点(143.76円)と比べて85銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数や9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より強い内容だったことを受けて一時143.77円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値143.95円が目先レジスタンスとして意識されると失速。24時前には一時142.81円付近まで下押しした。
 なお、23時発表の8月米景気先行指標総合指数は予想を上回った一方、8月米中古住宅販売件数は予想を下回るなど強弱入り混じる結果となった。

 ユーロ円も上値が重かった。24時時点では159.06円と22時時点(159.94円)と比べて88銭程度のユーロ安水準。22時過ぎに一時159.95円付近まで値を上げたものの、欧州時間に付けた日通し高値159.97円がレジスタンスとして働くと158.83円付近まで押し戻された。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.1129ドルと22時時点(1.1125ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。23時発表の米経済指標は強弱入り混じる結果となったため、相場の反応は限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.89円 - 143.95円
ユーロドル:1.1069ドル - 1.1179ドル
ユーロ円:157.78円 - 159.97円


(中村)
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