東京外国為替市場概況・10時 ドル円、売り一服

 25日の東京外国為替市場でドル円は売りが一服。10時時点では154.22円とニューヨーク市場の終値(154.78円)と比べて56銭程度のドル安水準だった。早朝からの売りの流れが継続し、週明けの時間外の米10年債利回りが4.33%台まで大幅に低下すると、先週末安値や21日安値を割り込み153.82円まで弱含んだ。ただ、本日は5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値の値決めにかけては円売り需要が高まったことで下落は一服した。

 ユーロドルは買い一服。10時時点では1.0480ドルとニューヨーク市場の終値(1.0418ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ高水準だった。8時過ぎに先週末高値を上抜け1.0501ドルまで上昇したが、その後はユーロを積極的に買い上げる地合いでもないことで上昇は一服した。もっとも、ユーロ円の買いが下値も支えている。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では161.63円とニューヨーク市場の終値(161.24円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。162円手前では上値が抑えられ、161.25円付近まで戻したが、仲値にかけての円売り需要が下値を支え底堅さを維持している。
 なお、一部報道では「イスラエルとレバノンは、イスラエルとヒズボラの紛争終了に向けた停戦合意に近づいている」と報じられている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.82円 - 154.51円
ユーロドル:1.0429ドル - 1.0501ドル
ユーロ円:161.17円 - 161.93円


(松井)
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