東京外国為替市場概況・17時 ドル円、買い一服

 22日午後の東京外国為替市場でドル円は買い一服。17時時点では154.72円と15時時点(154.70円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。ドル円の高値は16時前につけた154.96円までにとどまり、155円の大台を超えることができずに買いは一服となった。17時前には一時154.66円付近まで下押す場面もあった。

 ユーロドルは買い戻し。17時時点では1.0486ドルと15時時点(1.0464ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。一時昨日安値1.0462ドルに並んだものの、昨日引け値水準より低下して始まった独長期金利が徐々に上昇したことが支えになり、17時過ぎには1.0493ドルまで買い戻しが優勢となった。また、ユーロクロスに買いが集まったことも、ユーロドルの支えになった。
 なお、ポンドドルは一時半年超ぶりに対ドルで1.2552ドルまで弱含み、対ユーロでは0.8344ポンドまでポンドが売られた。10月の英小売売上高が自動車燃料を含む・除くともに市場予想よりも大幅に下振れたことを嫌気したポンド売りがでた。

 ユーロ円は上げ幅拡大。17時時点では162.25円と15時時点(161.88円)と比べて37銭程度のユーロ高水準だった。欧州債利回りが上昇していることや、欧州株が続伸していることが支えになり、17時過ぎには162.48円まで上げ幅を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.97円 - 154.96円
ユーロドル:1.0462ドル - 1.0493ドル
ユーロ円:161.20円 - 162.48円


(松井)
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