欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、神経質な動き

*レートに誤りがあったため、訂正いたしました。

 21日の欧州外国為替市場でドル円は神経質な動き。22時時点では154.44円と20時時点(154.40円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。低下していた米長期金利が下げ幅を縮めたこともあり、ドル円の売りは一服となり154.72円付近まで買い戻された。しかし、ウクライナとロシア間の攻撃激化に対する警戒感は強く、欧米債は再び買いが優勢となっていることでドル円の上値も限られ154.31円前後まで下押しした。ただ、この後に米雇用指標の発表も控えていることから両サイドともに動きは限られ、神経質な動きになっている。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0527ドルと20時時点(1.0521ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。19時前につけた安値1.0514ドルは割り込めずにいるが、戻しも浅く1.05ドル前半で小動き。

 ユーロ円はもみ合い。22時時点では162.58円と20時時点(162.44円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の売りが一服したことで162.79円前後まで買い戻しが入る場面もあったが、依然として円買い意欲が強く上値は限られ162円半ばを中心にもみ合いになっている。なお、ダウ先物は200ドル近く上昇する場面もあったが、クロス円はリスク選好の動きにはならず反応は鈍い。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.09円 - 155.45円
ユーロドル:1.0514ドル - 1.0555ドル
ユーロ円:162.07円 - 163.88円


(松井)
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