欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ一服

 19日の欧州外国為替市場でドル円は下げが一服。22時時点では153.97円と20時時点(153.77円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。ウクライナ情勢の緊迫化に伴い一時4.34%台まで低下していた米10年債利回りが4.37%台まで低下幅を縮小するのをながめ、買い戻しが優勢となる中で154.20円前後まで持ち直した。

 ユーロ円は買い戻し。22時時点では162.78円と20時時点(162.41円)と比べて37銭程度のユーロ高水準だった。ウクライナ情勢を嫌気して一時2.26%台まで低下した独10年債利回りが2.34%台まで持ち直すなど、欧州序盤のリスク回避の動きが一服。163.00円付近まで買い戻された。

 ユーロドルは下げ渋り。22時時点では1.0572ドルと20時時点(1.0561ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。20時半前に1.0550ドル前後まで売られるも一時的となり、その後は独長期金利の低下幅縮小に伴って1.0570ドル台まで買い戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.29円 - 154.67円
ユーロドル:1.0524ドル - 1.0601ドル
ユーロ円:161.50円 - 163.96円


(川畑)
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