東京外国為替市場概況・12時 ドル円、弱含み

 28日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。12時時点では149.42円とニューヨーク市場の終値(149.63円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。10時過ぎに149.56円前後まで値を上げるも、一時的。鈴木財務相から「過度な変動があればあらゆる手段を排除せず適切に対応」など円安けん制発言が伝わったほか、日経平均が500円超下落して午前の取引を終えたことも重なり、149.37円までやや売られた。

 ユーロドルは小安い。12時時点では1.0499ドルとニューヨーク市場の終値(1.0503ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準。1.05ドル前半で上値重く推移すると、1.0499ドルまで値を下げた。

 ユーロ円は反落。12時時点では156.88円とニューヨーク市場の終値(157.16円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。10時過ぎに157.23円まで値を上げるも、ドル円の下げにつれて156.86円まで売られた。

 豪ドル円は方向感定まらず。時間外のWTI原油先物価格の上昇をを眺め、一時95.23円まで上昇するも、本邦株安が重しとなって95.09円前後まで反落。ただ、売りの勢いが一服すると小戻すなど、方向感が定まらなかった。なお、8月豪小売売上高は前月比+0.2%と予想(+0.3%)をわずかに下回ったが、反応は限定的であった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.37円 - 149.63円
ユーロドル:1.0499ドル - 1.0516ドル
ユーロ円:156.86円 - 157.23円

(川畑)
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