欧州外国為替市場概況・20時　ドル円、じり高

　27日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。20時時点では149.21円と17時時点（149.03円）と比べて18銭程度のドル高水準だった。米国の金融引き締め長期化観測を背景にドル先高観が一段と高まるなか、昨日高値の149.19円を上抜けて149.25円と昨年10月24日以来の高値を付けた。政府・日銀による介入警戒感が台頭しているものの、押し目買い意欲の強さも根強いことから緩やかな円安・ドル高のトレンドが続いている。

　ユーロドルは戻りが鈍い。20時時点では1.0554ドルと17時時点（1.0565ドル）と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。全般ドル高が進んだ流れに沿って一時1.0552ドルと3月16日以来の安値を更新した。

　ユーロ円は20時時点では157.48円と17時時点（157.45円）と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため157円台半ばで方向感を欠いている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円：148.86円　-　149.25円
ユーロドル：1.0552ドル　-　1.0574ドル
ユーロ円：157.31円　-　157.62円


（越後）