ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、11カ月ぶり高値

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では149.49円と22時時点(149.19円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。日米金融政策の方向性の違いから円売り・ドル買いが出ると、24時前に一時149.50円と昨年10月24日以来約11カ月ぶりの高値を付けた。米長期金利の指標である米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料。ただ、心理的節目である150円に迫る中、政府・日銀による為替介入への警戒感は根強い。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0509ドルと22時時点(1.0546ドル)と比べて0.0037ドル程度のユーロ安水準となった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.0509ドルと1月6日以来の安値を更新した。ユーロ圏景気の減速懸念から全般ユーロ売りが出やすい面もあった。

 ユーロ円はさえない。24時時点では157.10円と22時時点(157.34円)と比べて24銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落につれた売りが出て一時157.01円と本日安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.86円 - 149.50円
ユーロドル:1.0509ドル - 1.0574ドル
ユーロ円:157.01円 - 157.62円


(中村)
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