ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、しっかり

 25日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。24時時点では148.93円と22時時点(148.73円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標である米10年債利回りが一時4.5314%前後と2007年10月以来の高水準を記録すると全般ドル買いが先行。23時30分前に一時148.96円と昨年10月25日以来11カ月ぶりの高値を付けた。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.09と昨年11月30日以来の高値を更新した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0577ドルと22時時点(1.0622ドル)と比べて0.0045ドル程度のユーロ安水準となった。米金利上昇に伴うドル買いが入ったほか、ユーロ圏景気の減速懸念からユーロ売りが出た。24時前には一時1.0576ドルと3月16日以来の安値を付けた。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「ECBはインフレ面でさらに前進した」「インフレは低下し続けているが、依然として高すぎる状態が長期間続くと予想」「ECBは利下げについて議論していない」などと述べたと伝わった。

 ユーロ円はさえない。24時時点では157.52円と22時時点(157.99円)と比べて47銭程度のユーロ安水準。欧州景気への懸念から全般ユーロ売りが進むと、一時157.49円と日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.25円 - 148.96円
ユーロドル:1.0576ドル - 1.0657ドル
ユーロ円:157.49円 - 158.18円

(中村)
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