ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では148.07円と22時時点(148.25円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。22時30分過ぎに一時148.36円付近まで上げたものの、日本時間夕刻に付けた本日高値148.42円や前日に付けた年初来高値148.46円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入り、一時147.96円付近まで下押しした。
 なお、9月米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.9と予想の48.0を上回った一方、サービス部門PMI速報値は50.2と予想の50.6を下回るなど強弱入り混じる結果となった。

 ユーロドルはじり高。24時時点では1.0658ドルと22時時点(1.0655ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準となった。米長期金利の指標である米10年債利回りが4.42%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りがじわりと強まった。23時30分過ぎに一時1.0672ドルと日通し高値を更新し、前日の高値1.0674ドルに迫った。
 なお、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事は「インフレ率が依然として高水準にあるため、さらなる利上げは適切となる可能性が高い」「インフレ率を適時に2%に戻すには、政策をしばらく抑制的な水準に維持する必要がある」と述べたものの、相場の反応は限られた。

 ユーロ円は24時時点では157.82円と22時時点(157.97円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.51円 - 148.42円
ユーロドル:1.0615ドル - 1.0672ドル
ユーロ円:157.12円 - 158.28円


(中村)
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