ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では147.41円と22時時点(147.95円)と比べて54銭程度のドル安水準だった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果がタカ派的だったとの見方が改めて広がる中、欧米株価が軟調に推移。リスク・オフの円買いが優勢となった。23時30分過ぎには一時147.37円と日通し安値を更新した。市場では「明日の日銀金融政策決定会合を前にポジション調整目的の売りが出た」との声も聞かれた。
 なお、23時発表の8月米景気先行指標総合指数は予想を上回った一方、8月米中古住宅販売件数は予想を下回るなど強弱入り混じる結果となった。

 ユーロドルはじり高。24時時点では1.0659ドルと22時時点(1.0643ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準となった。ドル円の下落をきっかけにユーロ買い・ドル売りが進むと一時1.0674ドルと日通し高値を更新した。

 ユーロ円はさえない。24時時点では157.14円と22時時点(157.46円)と比べて32銭程度のユーロ安水準。世界的な株価の下落で、投資家がリスク回避姿勢を強めると円買い・ユーロ売りが広がった。24時前に一時157.13円と本日安値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.37円 - 148.46円
ユーロドル:1.0617ドル - 1.0674ドル
ユーロ円:157.13円 - 158.15円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。