米国債市場概況・10日 10年物国債利回り、4.65%に低下

 10日の米国債券相場で長期ゾーンは大幅に反発。表面利率3.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.15%低い(価格は高い)4.65%で終えた。米連邦準備理事会(FRB)高官らによるハト派寄りの発言を受けて、米金融引き締め長期化への懸念が和らぐと買いが優勢となった。中東情勢を巡る地政学リスクへの警戒感から、相対的に安全資産とされる米国債が買われた面もあった。ただ、米3年債入札が低調だったことが伝わると若干伸び悩んだ。

(中村)
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