米国債市場概況・23日 10年物国債利回り、4.85%に低下

 23日の米国債券相場で長期ゾーンは続伸。表面利率3.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.06%低い(価格は高い)4.85%で終えた。時間外取引では売りが優勢となり、利回りは一時5.0187%前後と2007年7月以来の高水準を付けた。ただ、節目の5%近辺では割安感が意識されて買いが入ったため、持ち直した。米著名投資家のビル・アックマン氏が「米長期債のショートを買い戻した」と明らかにすると、市場では「他の参加者が追随して買い戻しに動いた」との見方が広がった。

(中村)
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