ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、下げ幅拡大

 24日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは下げ幅を拡大。2時時点では1.0586ドルと24時時点(1.0599ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。弱い10月ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値や予想を上回る10月米PMI速報値を受けたユーロ安・ドル高地合いを引きずった。前日の上昇幅をおおむね帳消しにする1.0583ドルまで下落。米10年債利回りの持ち直しが4.88%付近で頭打ちとなったこともあり1.0600ドル付近へ戻す場面も見られたが反発力は限定的だった。

 ユーロ円も下落幅を拡大。2時時点では158.58円と24時時点(158.86円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルに連れ安となり下値を探る動きが先行。ユーロドルがいったん下げ渋った局面でも、高寄りしたダウ平均が50ドル高付近まで上昇幅を縮小するなど米株が買いの勢いを弱めたこともあり戻りは鈍く、158.54円まで下落した。

 ドル円は頭打ち気味。2時時点では149.79円と24時時点(149.87円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。心理的節目150円に近づいた水準での為替介入への警戒感が継続。ユーロ円ほかクロス円の円高推移への連動もあって149.75円前後へ下押した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.32円 - 149.93円
ユーロドル:1.0583ドル - 1.0694ドル
ユーロ円:158.54円 - 159.92円

(関口)
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