ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では149.48円と22時時点(149.38円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。低調な10月米雇用統計をきっかけに円買い・ドル売りが先行。10月米ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことも相場の重しとなり、一時149.21円と日通し安値を付けた。
 ただ、一時は4.47%台まで低下した米10年債利回りが4.56%台まで低下幅を縮めるとドル円にも買い戻しが入った。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0720ドルと22時時点(1.0709ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準となった。低調な米経済指標が相次いだことで一時1.0734ドルと9月20日以来の高値を付けたものの、同日の高値1.0737ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利の低下が一服した影響も受けた。

 ユーロ円は底堅い動き。24時時点では160.24円と22時時点(159.98円)と比べて26銭程度のユーロ高水準。米連邦準備理事会(FRB)が年内の追加利上げを見送るとの観測が広がる中、ダウ平均が一時230ドル超上昇すると投資家のリスク志向が改善し円売り・ユーロ買いが優勢となった。24時前に一時160.26円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.21円 - 150.55円
ユーロドル:1.0615ドル - 1.0734ドル
ユーロ円:159.60円 - 160.26円


(中村)
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