今日の株式見通し-堅調か 米国株は主力グロース株が強く買われて大幅高

 東京市場は堅調か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は391ドル高の34283ドルと値幅を伴った上げとなった。ミシガン大の11月期待インフレ率速報値は1年先、5年先ともに市場予想を上回ったが、10年債利回りが落ち着いた動きとなったことで、金融引き締めに対する過度な警戒が後退。ハイテク株がけん引して幅広い銘柄に買いが入った。ドル円は足元151円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて305円高の32885円、ドル建てが325円高の32905円で取引を終えた。

 米国株高を素直に好感する流れになると予想する。米国ではアップル、アマゾン、エヌビディアなど主力のグロース株が軒並み強い動きを見せており、特に大手ハイテク株に好影響が見込まれる。10日の引け後に通期見通しの上方修正を発表した東京エレクトロン<8035.T>はADRでは大きく上昇している。先週末10日の日経平均は下落したものの、32200円台まで下げたところから32500円台まで戻して終えた。きょうはギャップアップスタートが想定されることから、当面の売りは出尽くしたとみた買いが入るだろう。高く始まり、場中も強い基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは32700円-33000円。
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