今日の株式見通し=軟調か パウエル議長発言を受けて米長期金利が上昇
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は220ドル安の33891ドルで取引を終えた。序盤は前日終値近辺でもみ合っていたが、中盤以降は下方向に勢いがついた。パウエルFRB議長の討論会での発言がタカ派的と受け止められ、米10年債利回りが大きく上昇。これが嫌気されて安値圏で終了した。ドル円は足元151円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円安の32515円、ドル建てが65円安の32535円で取引を終えた。
米長期金利が上昇し、これに対して米国株もネガティブな反応を示したことから、日本株も売りに押されると予想する。国内ではきのう決算を発表したソフトバンクG<9984.T>やソニーG<6758.T>がADRで大幅安となっている。グロース株の買いづらさが強く意識されることになるだろう。金融株には米金利上昇は追い風で、NY原油は上昇しており、バリュー株は買われる要素がある。そのため、指数に関しては大きな下げにはならないとみる。ただ、今週は米金利に振り回された上に、方向性もはっきりしないまま週を終えることになる。全体のセンチメントはリスク回避の方向に傾きやすく、場中はさえない動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32400円-32700円。
米長期金利が上昇し、これに対して米国株もネガティブな反応を示したことから、日本株も売りに押されると予想する。国内ではきのう決算を発表したソフトバンクG<9984.T>やソニーG<6758.T>がADRで大幅安となっている。グロース株の買いづらさが強く意識されることになるだろう。金融株には米金利上昇は追い風で、NY原油は上昇しており、バリュー株は買われる要素がある。そのため、指数に関しては大きな下げにはならないとみる。ただ、今週は米金利に振り回された上に、方向性もはっきりしないまま週を終えることになる。全体のセンチメントはリスク回避の方向に傾きやすく、場中はさえない動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32400円-32700円。