欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、上値が重い

 15日の欧州外国為替市場でユーロドルは上値が重い。20時時点では1.0857ドルと17時時点(1.0872ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。一時4.42%台まで低下していた時間外の米10年債利回りが4.47%前後まで反発するのを眺め、1.0844ドルまで下落した。なお欧州委員会は、今年のユーロ圏の成長率見通しを0.6%に引き下げ、24年は1.2%との見通しを公表した。

 ユーロ円は失速。20時時点では163.34円と17時時点(163.83円)と比べて49銭程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに163.94円と2008年8月以来の高値を更新するも、ユーロドルの下げにつれる形で163.07円まで反落した。連日の高値更新により、高値警戒感が漂っていたことも売りを誘った模様である。

 ドル円は上値が重い。20時時点では150.45円と17時時点(150.68円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。ユーロ円の下げにつれて150.33円付近まで売られるも、時間外の米10年債利回りが反発した影響もあり、同水準では下げ渋った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.29円 - 150.79円
ユーロドル:1.0844ドル - 1.0884ドル
ユーロ円:163.07円 - 163.94円

(川畑)
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