今日の株式見通し-堅調か 米国株高や円高一服に安心感

 東京市場は堅調か。米国株は23日は感謝祭により休場で、22日は上昇。22日のダウ平均は184ドル高の35273ドルで取引を終えた。米10年債利回りが一時4.3%台まで低下したことや原油価格の下落を受けて、インフレ長期化への警戒が後退。感謝祭を前に楽観ムードが強まった。ドル円は足元149円50銭近辺で推移している。夜間の日経平均先物は33710円で取引を終えている。

 米国株高を好感した買いが入ると予想する。決算を発表したエヌビディアは22日に2.45%安で終えた。この程度であれば、時間外の反応で下落を織り込んでいる東京市場では半導体株に対するネガティブな影響は限られるだろう。何より、ドル円が円安気味に推移しており、週初に急激に進んだ円高が一服している点が安心材料となる。自動車関連を中心に、外需にはポジティブな影響が見込まれる。米国株の強い基調は続いており、為替に対する警戒は和らぐ中、高く始まり、場中は売り方の買い戻しを巻き込んで上を試しやすい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは33600円-34000円。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。