今日の株式見通し=しっかりか 米国株は下落も米長期金利が大きく低下

 東京市場はしっかりか。米国株は下落。ダウ平均は56ドル安の35333ドルで取引を終えた。上値は重かった一方で下値も堅く、方向感に欠ける動きが続いた。ドル円は足元148円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円高の33525円、ドル建てが95円高の33535円で取引を終えた。

 米国株は下落したが、最もパフォーマンスが悪かったS&P500でも0.2%安と小動きであった。米10年債利回りが大きく低下して4.4%を割り込んでおり、こちらは日本株にポジティブに作用することが期待できる。きのうの日経平均は高く始まった後に失速したが、33800円台に乗せて年初来高値を上回ったにもかかわらず、そこからの上値が伸びなかったことから、利益確定売りが強めに出てきたものと推測される。きのうの終値では33400円台まで水準を切り下げており、過熱感は削がれた。CME225先物は上昇スタートを示唆している。きょうは米国株安には耐性を示し、節目の33500円を意識しながら底堅く推移すると予想する。日経平均の予想レンジは33350円-33650円。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。