ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、軟調

 28日のニューヨーク外国為替市場ドル円は軟調。2時時点では147.41円と24時時点(148.27円)と比べて86銭程度のドル安水準だった。従来タカ派とされるウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「インフレ率がさらに数カ月間低下し続ければ、政策金利を引き下げる根拠は十分にある」と発言したことを受けてドルが全面安。米10年債利回りは9月20日以来の水準4.34%台まで低下幅を広げた。ドル円は2時過ぎには147.35円と、21日につけた目先の下値の節目147.15円に近づく動きを続けた。

 ユーロ円もさえず。2時時点では162.24円と24時時点(162.77円)と比べて53銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円高推移に連れて一時162.12円と、22日以来の安値を更新した。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.1006ドルと24時時点(1.0978ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下を支援に1.1009ドルと、8月10日以来の高値までじり高。ただ、ユーロ円の下落が足を引っ張り、上値を伸ばしにくくしていた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.35円 - 148.83円
ユーロドル:1.0935ドル - 1.1009ドル
ユーロ円:162.12円 - 162.95円

(関口)
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