ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、下げ渋り

 4日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0842ドルと22時時点(1.0869ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準となった。米10年債利回りが4.27%台まで上昇幅を拡大したことをながめ、対欧州通貨などでドル買いが先行した。前週末安値の1.0829ドルを下抜けて、一時1.0820ドルまで下落する場面も見られた。ただ、10月米製造業新規受注が予想より弱い結果となったこともあり、その後に米10年債利回りが4.23%台まで低下すると、一巡後は1.0840ドル台まで下げ渋った。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は新型コロナウイルス感染が確認されたため、本日予定されていた講演を欠席したと伝わっている。

 ドル円は上値が重い。24時時点では146.71円と22時時点(146.60円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。対欧州通貨などを中心にドル買いが進んだ影響から147.08円付近まで買いが入った。もっとも、147円台は依然として上値の重さも意識されており、本日高値の147.11円手前では伸び悩み。その後は米金利の上昇幅縮小に伴って146円台半ばまで失速した。

 ユーロ円は弱含み。24時時点では159.08円と22時時点(159.35円)と比べて27銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落やドル円の伸び悩みにつれて一時158.78円まで本日安値を更新した。


本日こまでの参考レンジ
ドル円:146.23円 - 147.11円
ユーロドル:1.0820ドル - 1.0895ドル
ユーロ円:158.78円 - 159.93円

(岩間)
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