ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、神経質

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は神経質な値動き。24時時点では147.14円と22時時点(147.08円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。米経済指標の発表までは147.00円を挟んだ神経質な値動き。米10年債利回りの低下を手掛かりに146.70円台まで弱含む場面があったが、欧州時間につけた安値の146.68円手前で下げ止まると147.20円台まで切り返した。ただ、10月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が市場予想を下回ったことが明らかになると、米10年債利回りが一時4.15%台まで低下したことに伴い、146.57円まで本日安値を更新した。
 なお、同時に公表された11月米ISM非製造業景況指数は予想を上回ったが、構成要素の雇用指数は予想より弱かった。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0809ドルと22時時点(1.0814ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準となった。24時前に1.0802ドルの安値をつけるなどさえない動きとなっていたが、米指標の発表後はドル売りの流れに沿って1.0830ドル台まで買い戻された。

 ユーロ円は24時時点では159.04円と22時時点(159.05円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。NY時間に入ってからは米株安などの影響もあってやや上値の重い動きとなり、158.80円台まで弱含む場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.57円 - 147.38円
ユーロドル:1.0802ドル - 1.0847ドル
ユーロ円:158.58円 - 159.72円

(岩間)
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