ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、軟調

 7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調に推移。2時時点では144.10円と24時時点(144.63円)と比べて53銭程度のドル安水準だった。NY時間に入っても、日銀の政策修正思惑を手掛かりにした円買いの流れが継続。節目の144円を割ると、8月10日以来の安値となる143.80円まで一段安となった。ただ、売り一巡後に144.20円台まで戻した後は、143円台に下押してもすぐに反発するなど、144円割れの水準では底堅さを見せている。

 ユーロ円も軟調。2時時点では155.54円と24時時点(155.77円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。円買いの流れの中、10月3日以来の安値となる155.18円まで下値を広げた。他のクロス円でも円買いが進行しており、ポンド円は180.92円まで、豪ドル円は94.83円まで、それぞれ下落している。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.0794ドルと24時時点(1.0770ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準となった。米10年債利回りが4.11%台まで低下するのを眺め、一時1.0796ドル前後まで上伸。もっとも、昨日高値1.0804ドルを前に上値は重く、同水準で伸び悩んた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.80円 - 147.32円
ユーロドル:1.0755ドル - 1.0798ドル
ユーロ円:155.18円 - 158.67円


(川畑)
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