ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、戻り鈍い

 7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。24時時点では144.63円と22時時点(145.03円)と比べて40銭程度のドル安水準だった。NY時間に入っても日銀の政策修正思惑を手掛かりにした円買いの流れが継続した。新規失業保険申請件数の発表後には145.26円付近まで一時買い戻しが入ったものの、戻りの鈍さを確認すると売りが再開。8月10日以来の安値となる144.38円まで下押しした。

 ユーロ円はじり安。24時時点では155.77円と22時時点(156.19円)と比べて42銭程度のユーロ安水準だった。全般に円買いの流れが続く中で10月3日以来の安値となる155.61円まで下げ幅を拡大。他のクロス円も軒並み売りに押される展開となり、ポンド円は181.36円、豪ドル円は94.94円、NZドル円は88.79円、カナダドル円は106.14円まで値を下げた。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0770ドルと22時時点(1.0769ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準となった。対円などでドル売りが進んだ影響から1.0798ドルまで強含む場面も見られたが、昨日高値の1.0804ドル手前では伸び悩んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.38円 - 147.32円
ユーロドル:1.0755ドル - 1.0798ドル
ユーロ円:155.61円 - 158.67円

(岩間)
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