ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、急落

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急落。4時時点では145.05円と2時時点(145.18円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。米連邦準備理事会(FRB)は12-13日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通りFFレートの誘導目標を5.25-5.50%に据え置くことを決めたと発表。政策金利見通し(ドット・チャート)で2024年末時点の中央値を5.1%から4.6%、2025年末を3.9%から3.6%へ大幅に下方修正したことが伝わると、米長期金利の急低下ともにドル円は一時143.70円まで売り込まれた。
 なお、声明では「委員会は引き続きインフレのリスクを大いに注視している」「委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」などの見解が示された。

 ユーロドルは買い優勢。4時時点では1.0782ドルと2時時点(1.0792ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だったが、FOMCの結果公表を受けて米利下げ観測が急速に高まったことでドルが全面安の展開となり、一時1.0867ドルまで買い上げられた。

 ユーロ円は軟調。4時時点では156.43円と2時時点(156.67円)と比べて24銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の急落につれる形で一時156.12円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:143.70円 - 145.99円
ユーロドル:1.0773ドル - 1.0867ドル
ユーロ円:156.12円 - 157.48円


(越後)
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