東京外国為替市場概況・12時 ドル円、急上昇

 19日の東京外国為替市場でドル円は急上昇した。12時時点では143.67円とニューヨーク市場の終値(142.78円)と比べて89銭程度のドル高水準だった。日銀の金融政策決定会合では超緩和策の現状維持が決定された。声明では粘り強く緩和を継続し、必要なら躊躇なく追加措置を講じるとし、フォワードガイダンスの文言にも修正は無かった。ドル円は発表前の142.60円台から143円半ばまで急ピッチで値を上げ、その後143.78円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円は大幅高。12時時点では156.91円とニューヨーク市場の終値(155.97円)と比べて94銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に日銀会合の結果を受けて円安が進行。155円後半から157.01円までユーロ買い円売りが強まった。
 他、ポンド円が181.96円、豪ドル円は96.62円、NZドル円も89.50円まで外貨高円安に振れている。

 ユーロドルは12時時点では1.0921ドルとニューヨーク市場の終値(1.0924ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。円相場中心の動きとなり、1.0920ドルを挟み上下した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.25円 - 143.78円
ユーロドル:1.0915ドル - 1.0926ドル
ユーロ円:155.39円 - 157.01円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。