NY株見通し-反発か 経済指標は7-9期GDP確報値、新規失業保険申請件数など

 今晩は反発か。昨日は足もとの大幅高で過熱感が意識され主要3指数がそろって大幅に反落した。ダウ平均一時83ドル高まで上昇し、6営業日連続で史上最高値を更新したが、475.92ドル安(-1.27%)と10営業日ぶりに大幅反落し、S&P500も1.47%安と3日ぶりに大幅反落。ハイテク株主体のナスダック総合も1.50%安と10営業日ぶりに大幅反落した。引け後の動きでは半導体大手のマイクロン・テクノロジーが時間外で4.8%高。2024年度第1四半期(9-11月)決算や、第2四半期の見通しが市場予想を上回ったことが好感された。

 今晩は反発か。10月下旬の安値からダウ平均とS&P500が15%超上昇し、ナスダック総合は約19%上昇するなど、足もとで主要3指数が急ピッチで上昇したことで昨日は利益確定売りが強まった。しかし、来年3回の利下げ見通しや、インフレ沈静化見通し、米国経済のソフトランディング期待など足もとの株価上昇を支えた環境には大きな変化がなく、売り一巡後は再び年末ラリーへの期待を背景に堅調な展開が期待できそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは7-9期GDP確報値、新規失業保険申請件数など。企業決算は寄り前にペイチェックス、カーニバル、カーマックス、引け後にナイキなどが発表予定。(執筆:12月21日、14:00)
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