ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、底堅い
22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは底堅い動き。24時時点では1.1036ドルと22時時点(1.1019ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。米商務省が発表した11月米耐久財受注額が前月比5.4%/輸送用機器を除く前月比0.5%と予想の前月比2.2%/輸送用機器を除く前月比0.1%を上回ったことが伝わると一時1.1002ドル付近まで売られたものの、下押しは限定的だった。
米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視している11月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比3.2%上昇と予想の3.3%を下回ったことを受けて、次第にドル売りが優勢となった。23時過ぎには一時1.1040ドルと8月10日以来の高値を更新した。
ドル円は上値が重い。24時時点では142.03円と22時時点(142.12円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。米耐久財受注額が予想を上回ったことを受けて一時142.46円付近まで買い戻されたものの、戻りは鈍かった。米物価指標の下振れで141.89円付近まで押し戻された。
市場では「インフレ率はFRBが目標とする2%に近づきつつある。マーケットはFRBが2024年前半から利下げを開始すると楽観視している」との声が聞かれた。
ユーロ円は強含み。24時時点では156.70円と22時時点(156.55円)と比べて15銭程度のユーロ高水準。安く始まったダウ平均が上昇に転じると円売り・ユーロ買いがじわりと強まった。24時過ぎに一時156.81円と本日高値を更新した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.87円 - 142.56円
ユーロドル:1.0994ドル - 1.1040ドル
ユーロ円:156.14円 - 156.81円
(中村)
米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を判断するうえで重視している11月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)で変動が激しい食品とエネルギーを除くコアデフレーターが前年比3.2%上昇と予想の3.3%を下回ったことを受けて、次第にドル売りが優勢となった。23時過ぎには一時1.1040ドルと8月10日以来の高値を更新した。
ドル円は上値が重い。24時時点では142.03円と22時時点(142.12円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。米耐久財受注額が予想を上回ったことを受けて一時142.46円付近まで買い戻されたものの、戻りは鈍かった。米物価指標の下振れで141.89円付近まで押し戻された。
市場では「インフレ率はFRBが目標とする2%に近づきつつある。マーケットはFRBが2024年前半から利下げを開始すると楽観視している」との声が聞かれた。
ユーロ円は強含み。24時時点では156.70円と22時時点(156.55円)と比べて15銭程度のユーロ高水準。安く始まったダウ平均が上昇に転じると円売り・ユーロ買いがじわりと強まった。24時過ぎに一時156.81円と本日高値を更新した。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.87円 - 142.56円
ユーロドル:1.0994ドル - 1.1040ドル
ユーロ円:156.14円 - 156.81円
(中村)