東京外国為替市場概況・10時 ドル円、行って来い

 28日の東京外国為替市場でドル円は行って来い。10時時点では141.59円とニューヨーク市場の終値(141.83円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。11月鉱工業生産・速報値が予想を上回ったことが伝わると仕掛け的な円買いが持ち込まれ、昨日安値の141.55円を下抜けて141.17円まで下げ足を速めた。もっとも、14日安値の140.97円が目先のサポートとして意識されると下げ渋り。時間外の米10年債利回りが上昇したほか、東京仲値に向けた買いも重なって141.60円台まで急反発するなど、ボラタイルな展開が続いている。

 ユーロ円も行って来いの動き。10時時点では157.37円とニューヨーク市場の終値(157.51円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。対ドル主導で円高が進んだ流れに沿って一時156.86円まで値を下げたが、一巡後は一転してショートカバーが優勢となり157.40円台まで反発している。

 ユーロドルは10時時点では1.1114ドルとニューヨーク市場の終値(1.1105ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.17円 - 141.83円
ユーロドル:1.1101ドル - 1.1117ドル
ユーロ円:156.86円 - 157.52円

(越後)
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