NY為替見通し=1月米製造業PMIやBOC金融政策に要注目か

 本日のNY為替市場では、1月米製造業/サービス部門・購買担当者景気指数(PMI)速報値を見極めたい。また、カナダ中銀(BOC)が公表する金融政策も相場の動意に繋がりそうだ。

 1月米PMI速報値は製造業とサービス部門ともに昨年12月からほぼ横ばいが見込まれ、それぞれ47.9と51.0が予想値。見込み通りであれば、景況判断の境目50を下回って推移する製造業への懸念を払拭できない結果とはなる。

 今週の重要な経済指標は、26日発表の米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているPCE総合価格指数(12月分)。ただし、本日のPMIが予想から大幅に乖離していた場合は米長期金利が反応する可能性もあり、その場合はドル相場も振らされることになるだろう。

 カナダ中銀の金融政策では、政策金利5.00%で据え置きが予想されている。見込み通りであれば、4会合連続での据え置き。注目ポイントは、前回の声明文で「依然としてインフレ見通しに対するリスクを懸念」とした文言。昨年12月のカナダ消費者物価指数(CPI)は前年比+3.4%と11月から伸び率が加速していたことで、インフレへの言及を見定めることになる。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、1月19日高値の148.80円。
 加ドル円の上値目処(めど)は、2023年11月15日高値の110.68円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、日足一目均衡表・転換線146.58円。
 加ドル円の下値目処(めど)は、日足一目均衡表・転換線109.21円。
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