ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、軟調

 5日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。24時時点では1.0731ドルと22時時点(1.0749ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退する中、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。1月米ISM非製造業景況指数が53.4と予想の52.0を上回ったこともユーロ売り・ドル買いを促し、一時1.0727ドルと昨年12月8日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.44と昨年11月17日以来の高値を付けた。

 ユーロ円はさえない。24時時点では159.43円と22時時点(159.77円)と比べて34銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、米国株相場の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが入った。24時前に一時159.39円と本日安値を更新した。

 ドル円は24時時点では148.49円と22時時点(148.63円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。ユーロ円などクロス円の下落につれた売りが出ると一時148.40円付近まで下押ししたものの、米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことが伝わると148.72円付近まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.27円 - 148.82円
ユーロドル:1.0727ドル - 1.0788ドル
ユーロ円:159.39円 - 160.27円


(中村)
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