今日の株式見通し=軟調か 米国株は上昇も円高が重荷

 東京市場は軟調か。米国株は上昇。ダウ平均は141ドル高の38521ドルで取引を終えた。10年債利回りの低下を受けて、前日に下げに対する押し目買いが入った。ただ、AMDやエヌビディアなど半導体株は下げており、強弱感は交錯。S&P500やナスダックは下げに転じる場面もあった。米金利低下で為替はドル安(円高)に振れており、ドル円は足元147円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて110円安の35970円、ドル建てが85円安の35995円で取引を終えた。

 米国株は上昇したものの方向感に欠けた。円高は日本株には逆風で、CME225先物は下振れスタートを示唆していることから、日経平均の上値は重そうだ。場中は米国株同様に方向感が出にくいだろう。安寄りが想定される分、そこからのさらなる売りは限られるとみるものの、動きが良くなれば利益確定売りに押されると考える。前日からはやや水準を切り下げ、36000円近辺での一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは35800円-36200円。
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