19日香港株=もみ合うか、米長期金利の上昇が重荷も中国の景気対策などに期待

 19日の香港市場はもみ合う展開か。前週末の米株安と米長期金利の上昇が重荷となる半面、中国本土では春節(旧正月)連休が明け、当局が景気対策や相場対策を追加するとの期待が相場を支えそうだ。

 前週末の米国市場でダウ平均は3営業日ぶりに反落。同日に発表された1月の米卸売物価指数(PPI)が前月比0.3%上昇した。上昇率は5カ月ぶりの大きさで、市場予想(0.1%上昇)を上回った。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退し、米10年債利回りは前日の4.24%から4.28%に上昇した。

 一方、中国本土では春節連休が明け、きょうから取引を再開する。連休前に中国証券監督管理委員会(CSRC)のトップが交代し、新主席の手腕への期待が高い。また、中国人民銀行が18日の公開市場操作(オペ)で中期貸出制度(MLF)の金利(1年物)を据え置いたものの、人民銀が毎月20日に公表する最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)について住宅ローンなどの参考基準となる5年物は引き下げられる可能性が高いと人民銀の機関誌『金融時報』が報じている。
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