東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 27日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では150.56円とニューヨーク市場の終値(150.70円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。1月全国消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となり、日銀によるマイナス金利解除への思惑から全般に円買いが進んだ。一時150.51円まで下落し、その後の戻りも限られた。

 ユーロ円はさえない。10時時点では163.32円とニューヨーク市場の終値(163.53円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。1月全国CPI後の円買いの流れに沿って163.30円まで下押し。日経平均株価は過去最高値圏で底堅く推移したものの、相場への影響は限られた。

 ユーロドルは動意薄。10時時点では1.0847ドルとニューヨーク市場の終値(1.0851ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの動きが中心となったため、1.08ドル台半ばで動意を欠いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.51円 - 150.71円
ユーロドル:1.0847ドル - 1.0851ドル
ユーロ円:163.30円 - 163.53円

(岩間)
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