米国債市場概況・20日 10年物国債利回り、4.27%に低下

 20日の米国債券相場で長期ゾーンは続伸。表面利率4.000%の10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は高い)4.27%で終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が公表したドット・チャートでは年内利下げ予想が3回に維持された一方、2025年・2026年の金利見通しが上方修正され、来年以降の利下げが昨年12月時点の予測よりも緩やかになるとの見通しが示された。長期債には売りと買いが交錯し、もみ合いの展開となった。
 米金融政策の影響を受けやすい2年債利回りは一時4.5938%前後まで大幅に低下した。FRBが6月に利下げを開始するとの観測が強まった。

(中村)
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