ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い動き。24時時点では151.50円と22時時点(151.16円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。前日に大幅低下した米2年債利回りが上昇したことを受けて全般ドル買いが入ったほか、2月米中古住宅販売件数や2月米景気先行指標総合指数が予想より強い内容となったことが相場の支援材料となり、23時過ぎに151.58円と日通し高値を付けた。

 ポンドドルは軟調。英中銀(BOE)はこの日、市場予想通り政策金利の据え置きを決めたものの、前回まで0.25%の利上げを主張していた2人の委員が据え置きを支持したことで、結果公表後はポンド売りが進んだ。米経済指標が予想より強い内容となったこともポンド売り・ドル買いを促し、23時30分過ぎに一時1.2690ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロドルも軟調。24時時点では1.0879ドルと22時時点(1.0911ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ安水準だった。米金利上昇や米経済指標の上振れをきっかけに全般ドル買いが優勢になると、23時30分過ぎに一時1.0871ドルと日通し安値を更新した。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時103.91まで上昇した。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では164.82円と22時時点(164.94円)と比べて12銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.27円 - 151.58円
ユーロドル:1.0871ドル - 1.0943ドル
ユーロ円:164.35円 - 165.34円


(中村)
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